突発性発疹症

 

 いままで熱をだしたことのない赤ちゃんが、生まれてはじめて高い熱を出した時に、突発性発疹症という病気のことが多いようです。


◎原因ウイルス
 突発性発疹症の病原体はヒトヘルペスウイルス(HHV6 とHHV7)であることが最近判りました。約10%の赤ちゃんが本症に2度罹ることがあるようです。

 
◎症状と経過
 生後6カ月から12カ月の間におこることが多く、しばしば39℃を越える熱が3〜4日続き、 4日目くらいに顔やからだに発疹のでる赤ちゃんの病気です。かぜ症状で始まりますので発疹がでないと「突発性発疹症」の確診はできません。ただ一つ特徴的なのは、永山斑といって、小さなみずいぼのような口内疹が口峡部の両側にみられることが多いことです。
 

◎まとめ
 下の図のような症状があると本症を疑います。そして発疹が出れば快方にに向かいます。

1〜4日              1〜4日

不 機 嫌    ←     高   熱      →    下   痢

                ↓3〜4日            

発   疹

 

りんご病(伝染性紅斑)

  原因ウイルスはヒトパルボウイルスB19であり、飛沫感染します。好発年齢は4〜10才で、男女差はありません。

 
◎症状と潜伏期間
 軽度の発熱、鼻水などのみられるまでの潜伏期間は6〜11日で、発疹の出るまでの潜伏期間は16〜18日であり、発疹が出る頃には抗体が出来ており、他への感染はあまり心配ありません。発疹は顔から始まり、両方のほっぺたに少し盛り上がった、りんごのように赤い発疹がでます。つづいて四肢にも発疹が出てきます。発疹は日に当たったり、風呂に入ると目立つことが多く、また、一度消失した発疹がぶり返すこともあります。たまに下痢、関節炎を伴います。

◎予防と治療
 特別な治療をしなくても、1〜2週間で治ります。感染期間が3〜5週間と長いため感染の予防は難しいようです。
 妊婦が妊娠早期に感染すると、流産、胎児貧血(水腫)の原因になることがあります。