ノロウイルス感染について

徳島県医師会感染症対策委員会


各地の老人施設などで嘔吐、下痢を主症状とするノロウイルス感染症が発生しています。

この病気は、食中毒の中で最も患者数が多い感染症として知られています。

ノロウイルスは、河川敷や海で生息するカキやアサリなどの二枚貝の中に蓄積されています。したがって、冬場に食する事の多い「生ガキ」による食中毒が最も多い原因食になります。

ノロウイルスは熱に弱く、85℃ 1分間で死滅します。

予防は、(1)料理する人の流水による手洗いの励行。(2)調理品の水洗いの励行、調理は必ず十分火を通すこと。(3)調理するまな板、包丁等は十分熱湯消毒すること。(4)患者の糞便や嘔吐物などからの二次感染にも注意して下さい。

潜伏期間は24〜48時間です。下痢、嘔吐、腹痛などの症状が出たら速やかに医療機関を受診して下さい。

詳しい情報は、厚生労働省のQ&Aを参考にして下さい。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

消毒殺菌

医療機関でよく使われているエタノールや逆性石けんはノロウイルスにはあまり効果がありません。次亜塩素酸ナトリウムと加熱が有効です。

具体的には、食品は加熱、または次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm;商品名ハイターなど)による除菌、調理者の流水による手洗いの励行が大切と云われています。

二次感染の予防も当然必要です。この際は、経口感染のみでなく、糞便の乾燥などによる空気感染までありうるとの事ですので、厳重な排泄物の管理が必要です。

届 け 出

  • 食品衛生法第58条第1項において食品等に起因して中毒した患者、もしくは その疑いのある者を診断した医師は保健所長へ届け出なければならない。
  • 感染性胃腸炎と診断した場合、感染性胃腸炎は感染症新法によると、第5類に分類され指定届け出機関(定点)からの届け出となっている。

ただし、集団感染が疑われる場合はもよりの保健所に相談するよう、平成17年1月11日付けで徳島県保健福祉部長より依頼がきています。

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