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【質問】 上まぶたが垂れ下がる

 69歳の男性です。もともと細い目の腫れまぶた(一重(ひとえ))なのですが、10年ぐらい前から上まぶたがたるんで垂れ下がってくるようになりました。年々、覆いかぶさり方がひどくなり、意識してまぶたを上げるようにして見ないと、相手からは「薄開きで物を見ているようだ」と言われます。近視と老眼がありますが、視力や視野は普通です。このまま放置しておくと、将来くっついてしまい、手で開けないと見えなくなるのではないかと心配です。



【答え】 まぶたのたるみ -手術で視界も広がる-

喜多美容形成外科 喜多 孝志(徳島市東山手町3丁目)

 皮膚は年齢とともに伸び縮みしにくくなり、たるみが出てきます。上まぶたがたるむと、皮膚が垂れ下がってかぶさるようになり、かぶさりが強いと見えにくくなってしまいます。また、老けてみえるため、気にされる方が多いようです。

 かぶさりを防ぐ方法としては、二重(ふたえ)を作るのと同じような手術方法があります。

 たるみが軽度の場合には、埋没法という手術方法でまぶたの中に糸をかけて皮膚を固定します。簡単な方法で、腫れも少なくて傷跡もほとんど残らないのですが、固定力が弱いので元に戻ることがあります。二重にしたくない場合は奥二重にしますが、一重のままでの手術はできません。

 たるみが強い場合は、切開法という手術方法でたるみを切除します。たるみを無くすには確実な方法ですが、うっすらと傷跡が残ります。皮膚を縫合するため、5~7日後に抜糸します。切開法なら二重にしたくない方にも、切開をまつ毛近くにすることで可能です。

 合併症としては、内出血や腫れが引きにくいことなどがありますが、重篤なものはありません。術後は洗顔や化粧に気をつけるぐらいで、通常の生活ができます。腫れが完全に引いて落ち着くのに1カ月程度はかかります。手術してもさしつかえない時期を選ばれることが必要です。

 たるみが無くなると若々しく見え、また視界も広がったように感じます。目を開けるのも楽に感じるようになります。手術をされたほとんどの方が喜ばれています。

 手術で一重の方が二重になると、手術後に印象が変わります。また、たるみをどの程度取るかによっても印象は変わります。すっきりとしてよく見えることが多いのですが、ご自身が予想していた感じとは違った印象になることもあります。

 たるみをどの程度取るか、二重にするかどうか、印象をあまり変えたくないのかどうかなど、手術前に執刀医と十分相談しておく必要があります。

 たるみ取りの手術は二重の手術とは厳密には異なります。手術は経験を積んだ形成外科専門医に相談することをお勧めいたします。

 なお、たるみ取りの手術は美容目的となり、健康保険が使えず自費診療となります。

徳島新聞2006年9月10日号より転載

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