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 先天性風疹症候群は1941年にアメリカで報告されましたが、当時の日本は太平洋戦争突入時で風疹に関する情報は十分なものではありませんでした。しかしその後、アメリカでは風疹ウイルスの分離、培養に成功し、ワクチン開発の準備が整いました。



 アメリカで1965年に風疹の大流行と、それに伴う先天性風疹症候群の発生によって風疹予防の重要性が認識されました。欧米では1969年~1970年に風疹ワクチンが開始されています。

 日本でも1965年に沖縄で先天性風疹症候群の発生を経験しましたが、この時点では予防接種の重要性を認識するには至りませんでした。日本でワクチンの開発指示が1970年、実際にワクチン接種開始は1977年です。

 欧米での風疹による先天性風疹症候群の予防戦略としては、全小児を接種対象とする米国方式と、女子中学生を対象とする個人を防衛する英国方式に分かれてワクチンが開始されました。

 その結果、全小児を対象とする米国方式の方が予防効果に優れていることが判りました。その後の各国での予防接種が麻疹・おたふくかぜ・風疹混合ワクチン(MMR)が導入されるにつれて全小児にワクチンを接種する方式に変更されていきました。

 日本でも1977年に中学生女子を対象に風疹ワクチンが開始されました。1989年4月に全小児対象にMMRが開始されましたが、おたふくかぜ髄膜炎のために1993年MMRは中止されました。その後、1995年から風疹単独ワクチンの接種、さらに2006年4月からは麻疹・風疹混合(MR)ワクチンの2回接種が定期接種として定着しました。

徳島新聞2012年10月17日掲載

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