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徳島県小児科医会 日浦恭一

 インフルエンザの感染様式は接触感染と飛沫感染が主役ですが、流行が大きくなると飛沫核によって空気感染することもあります。



 潜伏期間は1~3日で、発病後3~5日間は咽頭からウイルスが分離されます。乳幼児では1週間以上ウィルスが排出されることも珍しくありません。

 インフルエンザの症状は突然の高熱で始まり、咽頭痛、頭痛、関節痛、四肢痛、倦怠感などの全身症状を強く訴えるのが特徴です。2~3日で解熱し、その頃からせきや鼻水が増えてきます。乳幼児では全身症状に比べて呼吸器症状が強く現れます。小児がインフルエンザで入院する原因には高熱の持続、熱性けいれん、気管支炎、脱水症などがあります。

 新型インフルエンザの症状も基本的には季節性のインフルエンザと同じですが、重症者では呼吸器症状や神経症状に違いが見られました。

 新型インフルエンザによる脳症の発病年齢が従来の脳症に比べて高いこと、その症状ではけいれんよりも異常行動が多いことが挙げられます。

 また気管支喘息などの基礎疾患を持つ小児では肺炎や重症の呼吸障害が多く見られたことが特徴とされます。

 新型インフルエンザの80%は小児に発生しました。しかし基礎疾患を持つ小児や高齢者に比べると死亡率は低く、抗ウイルス剤などの治療に対する反応も比較的良好でした。このような特徴を把握することは今後の治療や予防を考えていく上で役立ちます。

徳島新聞2012年2月25日掲載

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