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 ここ数年女性医師が急増しています。



 10年を待たずに勤務医の約半数が女性医師で占められると言われています。最前線で最も活動的に働く医師の半数近くが女性となります。女性医師が多くなる新しい状況に、“医療の世界”はどのように対処すべきなのか。多くの問題を考えなければならない時代が到来しています。

 医師の知識や技術においてはおおむね男女差が少なく、男女共同参画が比較的容易な職種であるはずですが、実際には他の職種と同様に男女格差が存在しています。

 その原因は「女性は家庭内で、育児・家事・介護などをするものだ」と言う固定的な役割分担による社会的性差(いわゆるジェンダー)と、「妊娠・出産・育児(乳児期)」という母性としての生物学的な性差であり、さらには、医師の労働環境の過酷さが女性医師の「医師と母性」の両立を他の職種よりむしろ一層困難にしています。

 新しい時代に向けて、性別に関係なくより良い医療を築きあげること、および今から育ってゆく女性医師が医師として女性として十分に能力を発揮できるような体制や働きやすい環境整備を創造することが、今後医師の世界に課せられた問題です。

 私たち医師のためにも、また、より良い医療を国民に提供するためにも、男女共同参画してこの問題に立ち向かわねばなりません。

 また、従来、医師会を始めとする医政の世界の中では、女性医師が活躍することが少なかったのも事実です。

 今後、女性医師が医師会の活動に積極的に参加することで医師会がより活性化し、女性の視点から発言することで医療を社会により広く理解してもらうことができると考えられます。とりわけ母性保護・少子化問題などについては女性医師が積極的に社会に働きかける必要があります。

 このことを目的として、「女性医師による女性医師・医師会・医療を考える会」として徳島県医師会女性医師部会を立ち上げました。

 「女性医師部会なんて、なにを今さら」では決してありません。私たちのためにも、今から育ってくる女性医師のためにも、今後の医療のためにも、「やっと今から」なのです。

 男女共同で今後の医療を担い、より良い医師の世界を創りあげてゆくために、今まで参画することが少なかった女性医師が積極的に発言できる集まりなのです。

 名実ともに、男女共同参画社会が実現した時点で、自然に発展的解消する会と考えております。

 1日でも早くその日が到来することを願って皆様が発言・行動をおこしてくださることを希望してやみません。