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【質問】目薬の副作用が心配

 20代の女性です。目が充血して強いかゆみを感じるようになり、眼科で「アレルギー性結膜炎」と診断されました。目薬を半年ほどさしていますが、治る気配がありません。このまま目薬を使い続けることによる副作用も心配になってきました。合併症の恐れはあるのでしょうか。ご指導をお願いします。

 

島内科眼科医院 島裕美副院長

 【答え】治療は原因除去が第一

 アレルギーとは、体内に侵入した異物に対して体が過敏に反応しすぎ、かえって私たちに不都合な結果をもたらす「変化した反応能力」を意味します。アレルギー反応の引き金になるものを、アレルゲンといいます。

 アレルギー性結膜炎を引き起こすアレルゲンで多いのは、空中を漂って目の中に飛び込んでくるタイプの吸入性アレルゲンです。スギ、カモガヤ、ブタクサといった樹木や、草、花粉、ダニ、ハウスダスト(家の中のほこり)のことで、ダニやカビ、動物のフケや蚊などが交ざったものが代表的です。

 花粉は季節限定のアレルゲンで、地域によって多少飛ぶ時期に違いがあります。ダニ、ハウスダストは1年中あります。自分が何にアレルギーを起こしているのか知ってください。血液検査や皮膚テストなどでアレルゲンを調べます。原因不明のこともあります。

 アレルギーの原因が分かったら、治療はまず原因除去です。花粉なら、花粉が飛ぶ日や時間帯に花粉が目に飛び込まないよう、晴れた日の午後は外出を控え、外出するときはメガネを掛けるようにしてください。

 ダニ、ハウスダストが原因と考えられるなら、掃除を頻繁にして、換気をするよう心掛けてください。以上のことを行っても充血、強いかゆみが出るときは、症状を抑えるための点眼薬、内服薬があります。

 目薬は、決められた点眼回数を守らないと、効果が十分表れません。2種類以上の目薬を同時に使用しているときは、一方の薬を点眼した後、少なくとも10分以上たってから次の薬を点眼してください。

 この間の時間が短すぎると、両方の薬が互いに薄め合うことになるので、効果が十分ではなくなります。目薬だけでは治療が不十分な場合には、飲み薬を同時に使用します。点眼、内服薬において、副腎皮質ホルモン剤は連用すると眼圧が上がって「緑内障」を起こす人がいますので、眼科医の診察を受けながら使用してください。

 また、目薬には低濃度の防腐剤が入っていることが多く、この防腐剤にアレルギーを起こす人もいます。抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などでは、合併症はあまりなく、眠気が起こる人がいるぐらいでしょうか。

 私は、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサにアレルギーがあり、ダニにもアレルギーがあります。日中、晴れて風のある午後は、できるだけ外出せず、午前中または夕方以降に出掛けるようにしています。

 また、換気と掃除を心掛けています。寝不足など体調が悪いときはアレルギー症状が強くなるので、体調管理を心掛け、内服、点眼薬で症状が軽くなるように気を付けています。

 あなたも、かかりつけの眼科医と相談しながら、ご自分の症状に合った点眼水、内服薬を処方してもらい、できるだけ快適な日々を送ってください。

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