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徳島県小児科医会 日浦恭一

 ワクチンで予防することができる期病がたくさんあります。ヒブは乳児の細菌性髄膜炎の主要な原因菌ですがワクチンで予防できる病気です。日本ではヒブワクチンの導入が欧米に比べて20年遅れたと言われます。この間に日本では生命を落とす子や重篤な後遺症に苦しむ子どもがたくさん発生しました。世界各国ではヒブワクチンの導入によって乳児の髄膜炎は過去の病気になっています。



 日本でも最近ヒブワクチンが認可されました。しかし制度上は任意接種のままです。そのためにこのワクチンを接種するには家族が希望し、費用を負担しなければなりません。

 肺炎球菌もヒブと同じように乳児の髄膜炎や敗血症など重症感染症の原因菌です。さらに肺炎や中耳炎など多くの細菌感染症の原因になります。このワクチンも任意接種です。

 ヒブや肺炎球菌は集団生活の中で感染します。保育園に通い始めて1カ月もすると乳児ののどにはヒブも肺炎球菌も感染が成立すると言われます。一度感染が成立すると何かのきっかけで発病することがありますから、保育園に入る前にこれらのワクチンを接種しておくことが望まれます。

 子どもたちが安心して保育園に通うためにはヒブや肺炎球菌だけではなく水痘やおたふくかぜなど伝染力の強い病気のワクチンも接種しておく必要があります。

 ワクチンで予防できる病気のワクチンはすべて定期接種化して、誰でも希望すればすべての子どもたちが安心して予防接種を受けることができる制度を作りたいものです。

徳島新聞2010年11月24日掲載

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