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 子どもが初めて発熱する原因疾患の中で多いのは突発性発疹症(突発疹)ですが、思わぬ合併症に出会うことがあります。今回は突発疹などの発熱に伴う合併症の代表である熱性けいれんについてお話しします。

 突発疹など高熱が出る疾患に出会うと、よく「ひきつけませんか」と質問されます。特に、突発疹の発熱は高熱でありながら比較的機嫌が良いためついつい家族を安心させるために「心配ありませんよ」と言った後、ひきつけを起こしてしまいあわてることがあります。しかし多くの場合、熱性けいれんは自然に治まるので心配することはありません。熱性けいれんは誰にでも起こる可能性がありますが、両親や兄弟などなどに発作を起こす人がいれば危険性が高くなります。初めての発熱でけいれんを起こすかどうかを確実に予測することは出来ません。熱性けいれんは熱が出た時に起こる発作性の疾患で全身の筋肉が強く収縮したり、意識を失ったりするものです。熱性けいれんには回数が少なく持続時間も短い自然に治ってしまう単純なものと、発作回数が多くて長く続くものや、神経症状を伴うような複雑なタイプのものがあります。初めての熱性けいれんでこれをはっきり鑑別することは出来ません。ただ熱性けいれんと、これ以外の脳炎や髄膜炎などの中枢神経疾患を区別する必要があります。

 熱性けいれんが起こった時の処置として、まずあわてないことです。ほとんどのけいれんは1分くらいで止まりますから、起こり始めからしっかり観察して下さい。持続時間は、手足の位置は、眼球の位置は、意識は、顔色の変化は、嘔吐はないか、よく見ていないと大切な症状を見逃してしまうことがあります。そして安静です。発作中にたたいたり揺すったりしてはいけません。歯をかみしめている時に無理やりこじ開けてなにかを噛ます必要はありません。

2002年4月23日掲載

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