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●誤飲事故

 前回はタバコの誤飲事故についてお話ししましたが、今週は誤飲事故についてもう少しお話ししたいと思います。誤飲事故の原因の第1位はタバコですが、次いで多いのは医薬品です。身の回りにあるものは何でも口に入れてみるのが子どもの特徴です。タバコ、医薬品の他に玩具、化粧品、金属やプラスチック製品、電池、洗剤や洗浄剤、殺虫剤、硬貨、乾燥剤などが多いと言われます。つまり口に入るものならなんでも飲み込む可能性があるのです。保存してある薬品の中には何時のものか、どんな作用のものか、どのくらい残っていたのかが分からない場合があります。とくに大人用の医薬品には様々な作用の薬剤があり、子どもにとってきわめて危険性の高いものも含まれます。保存のためにお菓子の缶に入れるということがよくありますが子どもは特にきれいな色がついているものにはとても興味を示すのです。親の留守に高血圧の薬を3人の兄弟が分け合って飲んだ事故に出遭ったことがあります。辛い胃洗浄と輸液で事なきを得ましたが、ひとつ間違うと大変なことになるところでした。

 タバコや医薬品は大量に取ると中毒症状を起こしますが、洗浄剤や漂白剤など強酸または強アルカリのものを飲み込むと咽喉や食道の粘膜にやけどを起こし、穿孔・狭窄を起こす危険性が高いので、絶対に吐かさずに病院受診する必要があります。また灯油やベンジンなどの石油製品も吐かすと、気管に入りやすく化学性肺炎を起こす危険性が高いので、吐かしてはいけません。

 固形物を飲み込んだ場合には、咽喉の奥にひっかかって窒息することがあります。咽喉を通って胃の中に入ったものはほとんどが排便とともに排泄されます。ただし、硬貨やボタン型乾電池が消化管の粘膜にくっついて長時間、同じ場所に留まると電気が通じることで、消化管の粘膜を穿孔する危険性があります。レントゲンで移動していることを確認しながら、排出するまで経過観察しなくてはなりません。子どもは直径3センチメートル位のものでも飲み込むことがあると言われています。台所やお母さんの化粧台、ベランダなどに危険なものがいっぱいあります。一度、危険物が出し放しなっていないか点検してみて下さい。

2002年3月19日掲載

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