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 子どもは大人が夢にも思わないようなことをして、大きな事故を引き起こすことがあります。場合によると生命に関わるような重大な結果になることさえあります。小児の死亡原因の中でほとんどの年齢層で、その第1位は不慮の事故とされています。死亡事故の中で多いのは交通事故ですが、次いで水の事故、窒息、転落などと続きます。死亡までに至らなくても、誰でも一度や二度はヒヤリとしたことはあると思います。今回は日常生活の中で常に危険と隣り合わせである小児の事故について考えてみました。

●タバコ誤飲事故

 小児の誤飲事故の原因で最も多いものはタバコです。大人が何気なく置いたタバコを知らない間に乳児が口に入れることは珍しくありません。タバコの誤飲は、何でも手にした物を口に持っていく乳児の特徴と、大人の何気ない不注意が招く事故と言えましょう。まさかこんな物を口に入れることはないだろうとか、高い所なら手が届かないだろうという油断が事故を招くのです。
 タバコを食べた時の害は主としてニコチン中毒によるものです。症状は嘔吐、顔色が蒼白になる、よだれや冷や汗が多く出る、元気がなくなるなどで、30分から数時間で出てきます。タバコの葉や吸殻をたくさん食べた時より水に溶けたニコチンを飲んだ時のほうが症状は早く出ます。ジュースの空き缶などに水を入れて灰皿代わりにしている場合、子どもがジュースと間違えてこれを一気に飲むと大量のニコチンを摂取することになり、吸収も早く危険性が大きくなります。大人でその致死量はタバコ2本分と言われています。乾いた状態のタバコを少ししか食べていない場合には家で様子を見てもいいのですが、タバコをたくさん食べた時や水に溶けたタバコを飲んだ時などには病院を受診します。この時、乾いたタバコの場合には、水など飲まさぬようにして病院に行きますが、水に溶けたタバコを飲んだ時には水や牛乳を飲ませて吐かせてから病院に連れて行きましょう。

2002年3月12日掲載

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