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徳島県小児科医会 日浦恭一

 子どもでは体重に占める水分の割合が大きい、1日に出入りする水分の量が多い、腎臓の尿濃縮力が未熟で水分を喪失しやすい、水分の摂取量の減少や排泄量の増加が容易に起こるなどの特徴があります。



 健康な状態では水分の摂取量と排泄量のバランスはとれています。のどの渇きに基づいて水分を摂取していれば水分不足になることはありません。

 しかし何らかの理由で水分の摂取量が減少した場合や、水分の必要量が増加した場合には体内を循環する水分量が減少します。このような体液量の減少した状態を脱水症と言います。脱水時に失われる体液は細胞外液で、水分とNaを主体とする電解質が含まれます。

 脱水症は水分の失われた割合によって5%未満を軽症、5~10%を中等症、10%以上失われた重症に分類します。

 軽症の脱水症ではまだ元気があって適切な水分の補給さえ行えば簡単に回復します。

 中等度の脱水症では元気がなくなり機嫌が悪く、眼が落ちくぼみ、涙が出なくなり、口腔内の乾燥やのどの渇きを訴え、皮膚の緊張感が低下します。

 重症の脱水症になると意識レベルの低下、全身状態の悪化、血圧の低下などの循環不全の症状が見られます。重症の場合、緊急に適切な輸液処置を行わなければ生命に関わることもあります。

 軽症の脱水症であればどのような形で水分を補給しても大丈夫です。子どもの場合、とくに乳児では自分で渇きを訴えることが出来ません。環境の変化や体調に注意して早めに水分の補給を心掛けることが大切です。

徳島新聞2011年3月23日掲載

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